NPO法人セトラひろしま

まちづくりネットワーク

  • facebook

アリスガーデンパフォーマンス広場 AH!

最新情報は、
公式ブログ 「アリスガーデンパフォーマンス広場AH! 情報局」をご覧下さい。

イベント開始の経緯

広島市の都心部に位置する西新天地公共広場「アリスガーデン」は、
全国的に知名度のある観光スポット・「お好み村」やファッションビルなどに囲まれ、
「都会のおもちゃ箱」のイメージで整備された約1,400平方メートルの広場です。

この広場は広島市の都心部における魅力と賑わいを考えるとき、
重要な拠点であるにもかかわらず、
数年前まで、週末に暴走族の集会が開かれるなど暴走族のたまり場となり、
全国的にも報道されたことから、危険で荒んだイメージや風評が広がり、
憩いの場とは程遠い情況を呈していました。

こうした中、先のマイナス・イメージを払拭し、
市民や観光客が安全に楽しめる広場づくりを目指し、
平成16年(2004)4月より活動を開始し、
平成24年(2012)年末までに計83回・103日イベントを開催、現在に至っています。

AH!開催時のアリスガーデン観客席からみたステージ
ライン01

アリスガーデンパフォーマンス広場事業の活動内容

  • ■アリスガーデン・パフォーマンス広場AH! 通称「AH!」の定例実施
  • ■イベント実施場所:
    中区アリスガーデン(広島市西新天地公共広場)
  • ■イベント実施日時:
    原則月1回、第3週の土曜日もしくは日曜日開催、 13:00〜20:30
  • ■イベント内容:
    ライブステージ、アートマーケット(作品出店・実演販売)、
    アーティストブース(CD・チケット販売)、
    子育て支援ブース出店(授乳コーナー、子どもの遊び場)、
    企業・団体PRブース等
AH! ライブペイントAH! アーティスト企画ダンスバトル観客席とアーティストブース
ライン02

アリスガーデンパフォーマンス広場事業の成果

コンセプト

都市広場などでふれることのできるストリートカルチャーは、
都市が持つ「文化熟度」のバロメーターです。

それは都市の魅力に欠くことのできない大切な要素です。

都市の今を表し、表現者の「今この瞬間」を伝えるストリートカルチャー――

ホットで「ライブ」な感性が街角に露出することによって、
一定の評価が定まった「文化」を扱うことの多い、
美術館や文化ホールでは味わえない驚きや意外性、
そして楽しさや元気を来街者に与えます。

人々にとってその「出会い」は偶然であり、
鮮烈な印象とともに、その街の文化的センス、つまり街のイメージを決定づけます。

都市の魅力とは、その街でいかに幸福な「出会い」を演出できるかにあります。

成果

「アリスガーデンパフォーマンス広場(通称AH!)」は、
広島市センターエリアの新しい魅力作りと観光拠点の創出――

何よりも街が発信する『感性価値』の増殖を目指して、
平成16(2004)年4月より、広島市の「へそ」、アリスガーデンで活動を続けてきました。

来場者数は、毎回平均9,000人位に増え、
広島市都心エリアを代表するシンボルイベントとして定着しています。

若者だけでなく年配者や家族連れ、観光客の姿も目立つようになり、
アリスガーデンのイメージも確実に変わっていきました。

平成23(2011)年度に入ってイベント内容も一新し、
意欲的な若手ミュージシャンによる「広島STREET魂(スト魂)」や、
ジャンルフリーの表現チャレンジ企画、「Alice First Chance」など、
広島の今後のインディーズシーンを予見させる新シリーズも始まりました。

AH! は、広島自生の街文化シーンの今を示すショーケースとなり、
街を行く多くの人々の足を止めています。

新たな展開 インディケット

またストリートカルチャーを担うインディーズに着目した新たな活動も継続しています。

文化的コンテンツの新しい流通スタイルの確立とインディーズアーティストの支援を目的に、
自主制作作品のフリーマーケットとプロモーション・ステージをドッキングさせた

インディーズの祭典 「インディケット」
(インディーズとマーケットを組み合わせた新しい造語)

が、平成17年(2005)から毎年1回行われるようになりました。

近年は、関西に加え、東京・神奈川・静岡・三重など、
遠方の都府県からも参加アーティストを迎えました。

インディケットは、広島の文化的な独自性を発信する良い機会になってきています。

AH! INDIKETグランプリ記念ステージジュニアマリンバアンサンブルのステージ アートブースで似顔絵を描いてもらうお客さんライブペイント
ライン03